本日は前回の続き、パワービルダー(飯田産業)の低コスト建売住宅に住んで数年経過した私の視点で、住んでみてマイナスに感じる点をいくつか書きたいと思います。
↓前回の記事はこちらです。
【パワービルダー】低コスト建売住宅の残念な点①~収納少なすぎです~
家で過ごす時間が比較的多い専業主婦の目線から綴っています。
今回の記事は、特に家のことを主に担当している主婦だから感じる内容が多いかもしれません。精神的な部分の話も多いです。
これからマイホームを購入しようと考えている方、特に建売住宅・低コスト住宅をご検討中の方は是非最後までお読みください
低コスト建売住宅・残念な点
その1 オプション工事に意外とお金がかかる
パワービルダーの建売住宅は購入後すぐには住むことが出来ません。【最低限の】設備は備えてあるのかと思いきや、それすら不十分だからです。住んでから自分たちのペースで設備を追加していこうと思ってもそうはいかない場合が多いです。
例えば
- 網戸
- 外構が全く手つかずの場合、駐車スペースのコンクリート工事
このような工事は入居前にしておかなければいけません。窓から虫が入ってくるから換気が出来ないとか、雨で泥だらけの場所に愛車を駐車するなんて嫌ですよね。
↓我が家のオプション工事・入居準備費用はこちらです。
オプション工事費用まとめ~新築建売住宅入居準備にいくらかかる?
細かな工事やカーテン・キッチンボード等も含めて総額120万程です。その他に追加工事もしているのでトータルで150万程かかっています。
さらにそれ以外に外構部分も数十万かけて工事していますが、まだ手付かずのスペースもあります。我が家の場合、残りの外構工事も含めて最終的には250万以上オプション工事諸々にかかる予定です。
一つ一つの工事は数万~十数万円だとしても、総額だと決して小さな額ではありません。
住宅広告に掲載されている金額は安いかもしれませんが、それだけでは住めないということは理解しておく必要があります。
標準設備が安っぽい
例えば
- 居室のドア等の建具
- トイレ
- 洗面台
- キッチン
どれもおそらくメーカー最安値に近いものが選ばれていると思います。
ドアなんてどれも大差なさそうですが、やっぱり気になります。
色味がくすんでいて、本当に安っぽいんですよね(涙)とりあえず間仕切りとしての役目は果たしているんだから文句ないでしょ!って声が聞こえてきそうなレベルです・・・。
トイレも汚れが付きにくい等、最新の機能は一切備わっていません。
洗面台に至っては、我が家は三面鏡ですらありませんでした。見栄えが悪かったので先日交換しています。もとから三面鏡であればこのような余計な費用がかかることはありませんよね。
【オプション工事】三面鏡交換・吊戸棚&室内用ホスクリーンの設置が完了!
洗面台のシャワーヘッド・収納扉等もとにかく安っぽいです。最低限の機能のみ持ち合わせた造りです。
キッチンも勿論タッチレス水栓や食洗器などは付いていません。収納部分もハイグレードタイプだと細かく引き出しがついていて、たくさん収納できるようになっていますが、我が家のは勿論そんなことはなく・・・。デッドスペースが多いです。
家中どこを見渡しても、全て安いものが選ばれているな~と分かるって余り気持ちの良いものではありませんよね。まぁ、実際に低コスト住宅なのだから仕方ないとも言えるかもしれませんが、一か所くらい、高性能な設備を選んでくれてもいいのではないでしょうか。
オシャレ・素敵な箇所が一か所もない
これは設備が安っぽいという残念な点と重なりますが、素敵だな~と思うスペースがどこにもありません。
例えば、
- 玄関やTVボード前の壁がエコカラット
- 居室の壁の一面にアクセントクロスが貼ってある
- ニッチがある
- フローリングに無垢材が使用されている
- 水回り動線が素晴らしい
- 主婦がちょっとした家事を行えるスペースがある
等、少し考えただけでも色々と列挙できますが、そのような我が家はここがいいな~と満足できるところが一ヶ所もないんですよね。
本当にただの家です。
綺麗に掃除をしただけでは、素敵な家だとは感じられません。
さらに、我が家をオシャレ感がないどころか、ダサい家にしている最たる理由が“茶色の廻り縁”だと思っています。
↓この天井と壁の境目にある茶色の縁取りのことです。
これがせめて白ならもう少しオシャレ感のある家になると思いますが・・・。どの部屋もグルっと茶色の縁があるので“昭和のおばあちゃんの家”のようです。天井も低く感じられますよね。
あぁ・・・本当にダサい。何とか白く出来ないかと色々と調べましたが、難しそうなので諦めました。
あとは自分で工夫をし、センスのある家具などを置いて、素敵な空間づくりをしていくしかありませんね。
住んでいて幸せを感じられない
これもその前の残念な点と重複しますが、“この家に住んでいる”ということに対して幸せは感じられません。勿論、“家族仲良く一つ屋根の下暮らしている”ことに幸せを感じられないわけではありません(笑)
この家で良かった~という満足感が得られない、量産されているただの家だなと感じるということです。
これは、ものすごく深い悩みというわけではありませんし、夫なんて全くそんなこと感じていないと思います。家など住めれば良いタイプなので。
日々の生活に埋没するレベルの悩みかもしれません。
毎日忙しくフルタイムで働いていたら、そんなことは考える暇もないかもしれませんね。
でも、こだわりの注文住宅の前を通ったり、素敵な画像をインスタなどで見ると、やはりモヤモヤします。
パワービルダーには、これから住む人たちに喜んでもらえるような家を建てようなどという企業理念はないのだと思います。無難な低コスト住宅を量産し、利益を得るのみという印象です。
などと書くと、ものすごく悲惨な感じがするかもしれませんが、低コストで新築に住めて、子供たちにも一人部屋を与えられるし、浮いたお金を他に回せて大満足!という感想を持たれる方もたくさんいると思いますので、あくまでも私の場合はということです。
ただ、やはり家は毎日生活する大切なスペースですので、もう一度家を購入することがあるとしたらパワービルダーは選ばないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。数年経った今でももう少し素敵な家に住めたら良かったな・・・という思いは消えません。でも、そのように思えるのも、目立った欠陥が今のところなく、ものすごく不満や困難に感じる点もないからなのかもしれません。
私が書いたことを、「何言ってんだコイツ。家族みんなで仲良く暮らせれば十分だろう」と思われる方にとっては満足度の高い買い物になるかもしれません。
住宅の購入は大きなライフイベントですので、これから購入予定の方には、焦らずに吟味して良いご縁に巡り合ってほしいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。