パワービルダーの建売住宅って、どのような材料が使われていると思いますか?
なんとなく安っぽそうだなぁと思ったり、すぐに痛んだらどうしようと心配になったりしませんか?
大きな買い物で数十年の住宅ローンを組むのにローンが返済する前にボロボロになったら嫌ですよね。
そこで、住み始めて3年程経過した我が家(飯田産業)の床・建具・壁紙にどのような材料が使われているのかをご紹介していきたいと思います。
Contents
その1 床材(フローリング)について
材質:天然木ではない
↓こちらは我が家の寝室です。
床材の色:ミルベージュ
ごく一般的なフローリングとクローゼットのドアに見えると思います。
一般的とは何ぞやという話になりますが、私の中でフローリングは最低でも表面の層は天然木が使われているイメージでした。無垢材でなくとも。
では、飯田産業の床材はどうかというと・・・
天然木ではありません。
このことは入居前にフロアコーティングをするかどうか検討した時にネットで調べて知りました。
「飯田産業の床はフロアコーティングできない」「木屑を固めた床」等と書かれた記事を読み、何それ?!と不安に・・・。
それでは一体何なのかというと、床材は大建工業のサンロードアートが使用されています。
床材:サンロードアートって何?
サンロードアートとは?
合板+特殊MDF+化粧シートの複合基材
無垢材には程遠いというのは分かると思いますが、どのような材質なのかこの文言だけでは分かりにくいと思います。
そこで皆さんがイメージしやすいように、これから写真で説明していきます。
サンロードアートの床に傷がつくとどうなるの?
天然木に物を落としたらどのような傷がつくのかはイメージ出来ると思います。
ではサンロードアートが使用された床ならいかがでしょうか?
こうなります。
上の画像は化粧シートが剥がれてしまっているのがわかりますね。
剥がれたシートの下はこげ茶色です。この箇所がMDF材ですね。
因みに何故こんな傷がついたのかというと、おたまや菜箸を収納していたスチール製のツールスタンドをコンロ脇から落としてしまいました。私が・・・(涙)
ここはキッチンの床です。
鍋を落とした時にも同様の傷がついてしまいました(こちらも私がやらかしました・・・)
その程度の衝撃が加わると、表面層が剥がれてしまいます。
毎晩寝る前にキッチンの床を拭くのが日課ですが、黒い汚れが付いているように見えるんですよね。
しっかり拭いても拭き残しがあるように見えて、何となくスッキリしません。
傷防止にキッチンマットを敷いておけば良かったのですが、マットの手入れが面倒という理由で敷いておらず・・・残念。
↓続いて夫の書斎です。
化粧シートがささくれのようにめくれています。
小さな傷ですが結構硬くて、靴下やストッキングが引っ掛かりそうです。
このような傷が3年間で4つ程つきました。
リビングや子供部屋はジョイントマットを敷いているので今のところ綺麗です。
これ程酷くない傷は、天然木と同じような浅い凹み傷になります。
あと意外と目立つのが、おもちゃの車のタイヤの擦り傷ですね。
子供が床に押しつけるようにして動かした後が、光の加減で結構目立ちます。
その為、我が家では車遊びはジョイントマットの上だけと約束してもらいました。
床材(サンロードアート)のお手入れ方法
ネット上に「飯田産業の床は水拭きできない」と書かれていたので、入居前に担当の社員さんに確認しました。
水拭きしてOKとのことでした。
私は、固く絞ったマイクロファイバーのぞうきん+水の激落ちくんでお手入れしています。
これで十分綺麗になります。
床材の表面はツルツルしているので、子供の足跡や汚れがついていると結構目立ちます。
お手入れの頻度はキッチン以外は2週間に1度くらいです。
まだ3年なので説得力はないかもしれませんが、このような手入れ方法で特に問題はありません(追記:6年目現在、今も特に気にせず激落ちくんで掃除しています)
因みにフロアコーティングは検討しましたがやめました。
結構高額で、張替えのリフォーム代とあまり変わらないと分かったので、それなら今後必要に応じてリフォームしたほうが良いと判断しました。
あと私がピカピカ光った床より、マットな質感の床の方が好きだというのも一因です。
フロアコーティングは入居前のタイミングしか出来ませんので、ご希望の方はお気を付け下さい。
ペットのためのフロアコーティング【優床】その2 建具について
ドア等の建具はノダのエルム柄ベージュ色です。
↓こちらは寝室のクローゼットです。
↓洗面所のドア
シンプルで標準的な建具です。
残念ながらオシャレ感は全くありませんね。築20年越えの賃貸から引っ越してきたので購入時にはあまり気にならなかったのですが。
建具は結構家の印象を左右します。
個人的には、カラーがもっと濁りの無いクリアな色味だったり、取っ手が細くて角張ったデザインだったりしたら、ぐっと今風でスタイリッシュな雰囲気になると思います。
ただ、そうではないのにはそれはそれで理由があるのだと思います。
標準仕様は老若男女から大きな不満の出ないオーソドックスなものになるようにしているのでしょう。
ドアに傷が付くとどうなるの?
また傷の話になりますが、↑このようになります。
化粧シートの下は床材と異なり白ですね。
この傷は廊下に立てかけていたアルミミラーの姿見を子供が倒した際、正面のドアに付いた傷です・・・。
1階トイレのドアなので結構目立ちます。
でもドアに傷がつくことってあまりないと思うので、普通に使用していたらまず大丈夫だと思います!
追記:大丈夫と書きましたが、セロテープで世界地図を貼っていたら、剥がしたときに化粧シートが剝れました。お気を付けください。
その3 壁紙について
材質:賃貸レベルでとにかく残念
壁紙はサンゲツのものですが、これが本当に、ものすごく脆いです!
私はこの壁紙は賃貸物件用だと思うのですが・・・
退去毎に貼り替える柔らかい壁紙ありますよね。
あれに近い材質です。というか一緒かも?
何故爪で擦っただけで捲れてしまう壁紙を、数十年住む予定の住宅に使用するのか・・・
私には分からない理由があるのかもしれませんが、例えその分価格上乗せであっても、しっかりした壁紙だと良かったなと思います。
この点はとにかく残念ですね。
数年経過すると、気づかぬところがいつの間にか削れていたりします。
壁紙のお手入れ方法
脆いので、上記の写真のように黒ずんでもゴシゴシ拭くことは難しいです。
ウォールステッカーを貼ったら剥がす時に壁紙も一緒に剥がれそうで出来ません。
マステや養生テープも剥がしたら壁紙が薄っすらと持っていかれます。
文句を言っても仕方ないので、汚したり破いたりしないよう気を付けつつも、あまり神経質になり過ぎないようにしています。
汚れた箇所はぬるま湯にキッチン洗剤を薄く溶かしたもので濡らした雑巾を固く絞って拭いたり、どうしてもの時はメラミンスポンジで軽く擦ったりしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
天然木ではない材質だと、染みや傷が味になることはありません。
でも、“サンロードアート”で検索してネットに書かれているような不具合は特に感じられません。
ごく普通のお手入れで大丈夫だと思います。
壁紙は、ガリッと削らないように気を付けましょう。
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