こんにちは、さくさくっくです。
本日は育児中専業主婦の小さな楽しみについて書きたいと思います。
育児中は読書がしにくい
私は子供の頃から出産前まではそれなりに読書家で、いつも3冊くらいの本を同時進行で読んでいました。
ところが産後は殆ど読んでいません。
流行りの書籍も作家も分からないし、出版日を待ちわびることもなくなりました。
何故って。
自分の時間をいつ、どれくらい取れるのか見通しが全く立たないからです。
本って、乗っているときは一気に読みたいし、今日はここまで!と自分の意思で読むのをやめたいんですよね。
でも、乳児や幼児がいると・・・まず無理ですね。
二人を寝かしつけて、日中出来なかった家事や雑処理を終えて、
さあ!自分の時間!
と本を開いて2ページ目で、「ふっ・・・ふぇぇぇえええ・・・」と隣の部屋から夜泣きが聴こえてきて中断なんてザラです。
と言うか、むしろ常にそのパターン。それ以外ない。
そうなると、読みたかったのに読めなかった!と小さな(いや、多大なる)ストレスが溜まるんですよね。
読書が大好きなのに、その読書がストレスの原因になるなんて、私は嫌でした。
そのため、段々本を読むことから遠ざかり、今では1ヶ月に1冊も読んでいません。
アラフォーの活字離れ。
そんな日々を長年送っていましたが、先日、スマホを眺めていた時によくある漫画アプリの広告をたまたまクリックしました。
その時にクリックしたのがコミックシーモアで、思わず読みたくなった漫画が『バラ色の聖戦』でした。
スマホなら寝かしつけ中に読める
1〜3巻までが無料で読める(現在は有料のようです)とのことだったので、子供達の寝かしつけ中に読むことに。
ちょっとアンタ、何故寝かしつけの時にスマホ眺めてるの?と思われるかもしれませんね。
我が家の寝かしつけルーティンは、
- 二人の子がそれぞれ選んだ本の読み聞かせ
- 布団に入って童謡を3曲くらい歌う
- おやすみなさいの挨拶の後は一切声も掛けず、目も合わさず、添い寝しながらひたすら寝てくれるのを待つ!(目を合わすと途端に話しかけてきて寝てくれないので)
というものです。
その寝てくれるまで待っている時間が、暇で暇で。
15分くらいで寝てくれる時もありますが、1時間近くかかる時もある。
一緒に寝落ちはしたくない。
子供と同じ布団で寝るという今だけの幸せを噛みしめる・・・
大切なことですね。
といっても毎日のことですからね。どうしても、もっと有意義な過ごし方をしたいと思ってしまう母なのです。
その時間にスマホのライトを一番暗くして、子供達にライトが当たらないように布団の角度を調整し、漫画を読んでみました。
こちら↓(クリックできます)
絵も綺麗。なんというか、アラフォーの自分が読んでも今時過ぎる絵ということもなく、かといって古臭くもないタッチが良い。
寝かしつけ2日目に無料分を読み終えてしまいました。
さて、どうしよう。
4〜20巻まで購入したら、結構な金額。
スマホアプリで買うより、フリマアプリで購入して、読み終えたら売った方が安いな・・・
でも、それだと絶対に読まないな。
今も読みたい本がたくさん本棚に眠っているし。
寝かしつけの時間に読みたいんだから。
ということで、勿体ないかもしれませんがアプリで全巻購入しました。
読み終えるまでの数日間、普段は時間がかかるとイライラする寝かしつけも楽しみなひとときとなり、良い息抜きになりました。
本から遠ざかって忘れていましたが、読書をする楽しさって、登場人物の人生を擬似体験出来たり、著者の価値観や考え方に共感したり出来るところにあるんですよね。
育児中の専業主婦なので、知らず知らず考え方も狭まったり偏ったりしていると思うので、そう言った意味でも有意義でした。
『バラ色の聖戦』を読んだ感想
この漫画の本来の読者層がわからないのですが、独身の頃だったら、主人公のモデルとしてのキャリア形成やサクセスストーリーに一番関心を持ったと思います。
でも、今は育児中の専業主婦なので、同じ立場にいる主人公真琴の葛藤が、わかるわかる・・・と、とても共感しました。
女は家で大人しく家事と育児だけやってればいいんだよ!と平然と言う夫なんて、読んでいて本当にムカつきました。でも絶対にそういう人いますよね。そんな夫の肩を持つ義両親とかもね。もう想像しただけでムカつくわ。
華やかな仕事をして輝いていることで、ママ友の妬みを買ったり、子供が虐められたり。
自分だけなら卑劣な人間に毅然と立ち向かえても、子供が絡むと難しい。
そこを自分を曲げることなく鮮やかに対応する主人公。なかなか出来ることではありません。
ライバルのモデル紗良は、凄まじく性格が歪んでいるように見えますが、その根底にあるのが、母親から愛されたいという切実な願いだというのは切なさを感じます。
機能不全家族の中で育ったアダルトチルドレンという設定なのでしょうか。
紗良が、愛情いっぱいに育ったモデルの子の無邪気な発言に深く傷付いてその子を憎悪するところなどは、親になった今だからこそ理解できるのかなと思いました。
ありのままの自分を母親に認めてもらえない。自己肯定感の低い紗良。
紗良の辛さは理解されにくいですよね。でも、それを最終巻では乗り越えられそうな雰囲気で、続編を読みたいと思わせてくれるキャラクターでした。
この漫画は、主人公真琴の真っ直ぐな心や、這い上がる力に勇気をもらえるだけでなく、様々な事情を抱えた他の登場人物も魅力的に描かれていて惹き込まれました。
漫画も良いですね。1日の最後に良い時間を過ごせました。
活字は紙ベースで読みたい派ですが、漫画はサラッとアプリで読んでも特に問題ありませんでした。
むしろ読みやすいかも。
バラ色の聖戦以外にもたくさんの漫画が掲載されているので、良かったら色々と読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。