本日は、パワービルダー系飯田産業の建売住宅で使われている屋根素材について、住む上でのポイントをまとめてみました。
屋根にはどのような素材が使われているのか
アスファルトシングルという素材が使われています。
下に敷かれている防水シートはアスファルトルーフィングです。
名前が似ていますが、別のものです。
アスファルトシングルとは
アスファルトをガラス基材に浸透させて、表面に色のついた粒状石を吹き付けて接着してある屋根材です。
といってもイメージが湧かないですよね。
日本の立体的な瓦屋根ではなく、北米住宅の平面的な屋根と言った方がわかりやすいかもしれません。
↓我が家の屋根です(2階の窓を開けて、玄関上の屋根を撮りました)
平面的でザラザラした感じですね。
実際の色味は青みがかった濃いグレーです。
アスファルトシングルの注意点
最初の数年は粒状石がパラパラ落ちてくる
表面に細かな石を吹きつけて接着してあるので、余分な石粒が屋根から落ちてきます。
住宅を購入した際、担当の社員さんから「1週間に1度は玄関やベランダを掃いて、落ちてきた石を取り除いてください。段々取れなくなるので」と言われました。
(メンドクサ・・・)
私は専業主婦ですが、週1でベランダの掃除をするようなタイプではありません・・・
でも、あいにく玄関前の階段がクリーム色なんです。
ダークグレーの石粒がパラパラ落ちていたら目立ちますよね。
ベランダは家族以外立ち入らないし、色もグレーだから目立ちません。
玄関だけはきちんとお手入れを頑張ろうと誓いました。
購入時には。
でも、下の子が生まれ、てんやわんやの日々を過ごしているうちに、徐々に掃除をサボるようになりました。
で、3年以上経った今の状態がこちらです。
玄関前の階段3段目
1段目
どちらにも細かいポツポツがたくさん写っていますよね。
これが、屋根から落ちてきた石粒です。
1段目の方がたくさん落ちているのは、ちょうど屋根先が1段目の上にあるからです。
これ、ブラシでゴシゴシこすっても、もう落ちません!
すっかり階段と一体化しています。
玄関は家の顔だと言うのに、ズボラな主婦はその顔を3年も経たずして汚してしまいました!
こうならないためにも、アスファルトシングルの屋根材が使用された住宅を購入される方、
是非ともマメな掃除をお忘れなく。
因みにベランダは殆ど目立たないので、まぁ良いかなと思っています。
雪止め金具は必要ない
瓦屋根には雪止め金具が取り付けられていることが多いと思います。
アスファルトシングルの我が家の屋根には付いていませんでした。
これは、パワービルダー系にありがちな“必要なものだけど付いていない”という状態なのだろうと思い、数社の業者さんに雪止め金具の見積りをもらいました。
その中で一番感じが良く、一番見積額が安かった業者さんが、見積り提示後に再度来て下さいました。
「あの後調べたんですが、この屋根材は雪止めは必要ありません。ザラザラしているので落ちてこないし、無理に金具を設置すると、薄い素材なので取り付けた所から雨漏りする可能性が高いです」
とのことでした。
エッ?!そうなの?!
どの業者さんも現地調査に来ているので、実際に屋根材はチェックしているんですよ。
でも、このようにアドバイスをくれた業者は1社のみでした。
そのまま金具を取り付けてもらっていたら、築数年で雨漏りしていたかもしれません。
本当に良心的な会社だったので、何かリフォーム等で利用したいと思っています。
皆さんもお気を付けください。
まとめ
パワービルダー系の住宅をチェックすると、アスファルトシングルが使用されていることが多いです。
掃き掃除、頑張りましょう!我が家のように手遅れにならないためにも。
最後までお読みいただきありがとうございました。